ビロンギング
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ビロンギングとは、友達の輪に受け入れられるだけではなく、そのコミュニティーの一員として「大切な存在である」と感じられることです。自閉症の有無に関わらず、すべての子どもたちが安心でき、価値ある存在だと感じられるようサポートしましょう。
少しの工夫と練習で、どんな子どもも心地よく過ごせるようになります。以下、いくつかの方法をご紹介します。
- お子さんの話によく耳を傾けてみましょう。みんな、脳の働き方が違います。学び続ける姿勢を大切にし、「あなたのやり方」ではなく、子ども自身が「自分に合ったやり方」を見つけられるようサポートすることが大切です。
- 居心地の良さや安心感、落ち着きを感じられる空間で、お子さんは心から参加することができます。自閉症の子どもが環境へ適応することを求めるのではなく、そういった環境を作る工夫をしましょう。
- たとえば、蛍光灯の光やミキサーの音が苦手な子どもがいる場合、その感覚や気持ちを尊重し、出来る限りその光や音を取り除くようにしましょう。鳴りやまないアラームの中で仕事をしなければならない状況は、あなたにとっても辛いはずです。
- 遊び方やコミュニケーションの方法にはさまざまなかたちがあり、どれが正解ということではありません。みんながそれを理解していることが大切です。セサミストリートのジュリアも、ほかの子どもと同じように、状況によってちがう方法で気持ちを伝えます。言葉を使って話すときもあれば、ジェスチャーやトーカーを使ったりします。ときには、行動そのものが気持ちを表していることもあります。
- 体をあなたへ向け、目を合わせることで、「聞いている」と伝えてくれる子どももいますが、みんながそうとは限りません。自閉症の子どもの場合、目を見ていなかったり、背を向けていたりすることもあるでしょう。お子さんに合わせて、寄り添うことが大切です。
- ちがいを楽しみ、一緒にやってみよう!ジュリアの「鬼ごっこ」を見たことはありますか?手をパタパタさせて、ぴょんぴょん飛び跳ねる鬼ごっこです。ジュリアにとって遊びやすい動きや心地よい音が詰まった最高の遊び方なのです。普段と少し違う方法であっても、一緒に参加してみることで、新しい楽しさを発見できるかもしれません。
子どもたち同士に共通するものを見つけてみてください。違っていることは尊重しましょう。誰もが居場所を感じられる世界を作り上げるためには、私たち一人ひとりの理解と行動が大切です。