主体的に選択・決定する力

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自分の興味やニーズに気づき、やりたいことを自ら選び、身近な問題を解決する経験の積み重ねが、子どもの主体的に選択し、決定できる力を育てます。

お子さんと一緒に、以下に紹介する楽しいアクティビティをやってみましょう。

 

  • どっちがいい?

お子さんの好みを探す手助けをし、その選択を尊重することは、将来の自己肯定感を築く土台となります。日常生活の中で「どっちがいい?」と問いかけ、お子さんが好きなものを表現できるよう促しましょう。

  • 「今日のお昼に、りんごとなし、どちらを食べたい?」
  • 「少し気持ちを落ち着かせたいね。ダンスする? それとも、お絵かきで気持ちを描いてみる?」

 

  • あなただったらどうする?

読み聞かせの時間は、お子さんが安心して(そして楽しく!)選択する練習をすることができます。物語の中にあるドキドキする場面や何かを選ぶ場面で、「あなただったらどうする?」と聞いてみましょう。お子さんが想像力豊かに、面白く、また自分らしいユニークな発想ができるよう寄り添います。

セサミストリートのジュリアを例にするのもおすすめです。

  • 「ジュリアはトーカー(コミュニケーションデバイス)を使って、お兄ちゃんに『怒ってる』って伝えたね。」
  • 「ジュリアは耳をふさいで、自分が落ち着ける静かな場所に行ったよ。」
  • 「こんなとき、あなただったらどうする?」

 

  • もっとやってみよう!

あなたもお子さんも、創造力やユーモア、集中力など、困難を乗りこえるための力をたくさん持っています。そして実はもうひとつ、活用できる力があります。それが「ものごとの見方を変える力(リフレーミング)」です。

リフレーミングゲームで、お子さんと楽しくその力を育んでみましょう。段ボールのような身の回りにあるものを用意して、「この箱で何ができるかな?」と想像を膨らませます。そのアイデアを絵にかいたり、体で表現したりして、いくつか考えたら、「他には?」と優しく聞いてみてください。「もう1つ!」と問い続けることで、子どもたちは問題を解決する力を高めることができます。

また、特に集団の中などでは、お子さんの気持ちや「やりたいこと」を伝えるために、保護者の勇気や積極的な行動が必要になるかもしれません。周囲の思い込みや決めつけによって、子どもがそういった関わりをするチャンスを逃してしまうことがあるからです。子どもの代わりに、保護者がその子ならではのニーズや力があることを伝えてあげましょう。

「主体的に選択し、決定する力」は、子どもも大人も時間をかけて育み続けるものです。できることが増え、自信がついてきていても、保護者のサポートと愛情は子どもたちの大きな力になります。