自閉症への理解
[TBD]-Share
Print
自閉症の子どもにまだ出会ったことがないお子さんは、見慣れない行動を不思議に思ったり、時には少し怖く感じたりすることがあるかもしれません。大人の関わりにより、その不安をやわらげ、友情が芽生えるきっかけを作ることができます。
以下を参考に、お子さんと話してみてください。
- 「自分とちがう人のことを不思議に思う気持ちは自然なことだよ。みんなちがうってすごいことだと思わない?」と伝えましょう。
- 「脳は体のボスみたいなもので、“その人らしさ” を作っているんだよ。〇〇さん(子どもの名前)には自閉症があって、脳の働き方があなたと少しちがう。だから、あなたと同じように話したり、聞いたり、遊んだり、お勉強したりするのが難しいときがあるよね。でも、〇〇さんは、【得意なこと(例:絵をかく、本を読む、ピアノを弾く、計算するなど)】が他の人よりも得意かもしれないよ。」と、脳の働きの違いやその人らしさについて話してみてください。
- 自閉症のある子は、話す以外の方法で気持ちや考えを伝えることがあります。たとえば、指をさしたり、人の言葉をくり返したり、音や絵を使ったり。さまざまな方法で、「こうしたい」「これが好き」と伝えています。
- 気持ちを落ち着けたいときや興奮しているときも、自閉症の子どもは手をバタバタさせたり、体を揺らしたり、おなじ音を何回も言ったりと、それぞれの方法で表現することがあります。
- 目を合わせない、すぐに返事がないといった場合でも、「聞いていない」というわけではありません。返事をするのに少し時間が必要な場合もあります。自閉症の子どもと話すときは、返事を待ったり、何度か繰り返し伝えたりする必要があるかもしれません。大切なのは、待つ気持ちを持つことです。そのため、待つ練習が必要な場合もあります。
- もし誰かが自閉症のお友だちに意地悪しているのを見かけたら、必ず大人に報告するように伝えましょう。