みんなでつながるがアート
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みんなで一緒にアートをつくり、コミュニティのつながりを育みましょう。自閉症のお子さんも安心して参加できるアートプロジェクトは、誰にとっても安心感や友情を感じられる場となります。自閉症のお子さんの、新しい才能に気づいたり、隠れていた力を伸ばすきっかけにもなるでしょう。
ここでは、ミューラルアート(壁画)づくりを紹介します。ロール紙や模造紙のような大きな紙と、絵の具やクレヨン、マーカー(洗い落とせるタイプがおすすめ)などを用意しましょう。そして、以下の自閉症の子どもたちが参加しやすいアイデアを参考にしたり、オリジナルのアイデアを考えたりして、みんなで壁画をつくってみましょう。
- セサミストリートのジュリアはお庭が大好きです。明るくて大きな庭の絵は壁画にぴったり。子どもたちはそれぞれ木や花、虹、虫など、好きなものを描くことができます。
- ジュリアは音楽も大好きです。アップテンポで元気いっぱいの曲、しっとり落ち着いた曲、力強くリズミカルな曲など、さまざまな音楽を選んで流し、子どもたちには心に浮かんだものを自由に描いてもらいましょう。
- 感覚を楽しむ体験もおすすめです。紙の上にたっぷりと絵の具を出し、抵抗のない子は裸足で紙の上を滑るように動き回り、足や手を筆のように使って絵を描いてみましょう。
- コラージュも楽しいアイデアの1つ。色画用紙をちぎったり、古い雑誌の写真をきり抜いたりして作品を作りましょう。スポンジを使ったスタンプペイントは、好きな形に切ったスポンジに絵の具をつけ、紙にポンポンと押していきます。
- 「地域の好きな場所」をテーマに描くこともできます。 公園や図書館、消防署、自分の家など、子どもたちにとって身近な場所を描いた作品は、コミュニティーの素敵なところを改めて気づかせてくれます。
作品が完成したら、参加したアーティスト(お子さんたち)の名前や手形をいれることも忘れずに。最後にみんなで飾る場所を決めたら、素敵な壁画の完成です!